映画
[Review]ヴァン・ヘルシング | |||||||||
今回のreviewは"ヴァン・ヘルシング"です。 去年リアルタイムで見たかったんですが、結局見れずじまいでした。 品川の某所で1500円で売ってたので思わず買ってしまいました。
多分、説明要りませんよね。Count Dracura.とWolf manとFrankensteinが出てきます。 映画史上最強の怪物どもですね。 主人公ヴァン・ヘルシングはヴァチカンの命を受けているmonster Hunterです。 この世界では、化け物どもは、死ぬときに普通の人間の姿に戻ります。 なので、ある者は彼をSaintと呼び、ある者はMurdererと呼びます。 そんな彼は、ヴァチカンからCount Dracura討伐を命じられます。 その途中、ヴァンパイアハンターの末裔Anneと出会い、一緒にDracura討伐をすることに なります。その途中で、Wolf manにされたAnneの兄に出会ったり、 Dr.Frankensteinの生み出した怪物と遭遇したりします。その怪物から意外なことを知ることに。 なかなか面白かったです。ただ、後半のドラキュラとの戦いが一方的すぎてつまらなかったり。 てか、後半の展開があまりに急すぎる気がした。そこが残念。 あと、CGがヒドい。背景がCGなのは結構だけど、見た瞬間CGってわかる程無機質な背景使っちゃダメだと思う。あと、化け物は全部統一して特殊メイクにして欲しかった。てか、本当にCGショボいです。最近見た映画の中では最低レベルです。残念。 と、まあ気に食わない部分もありますが、総合的に見たら良作だと思います。 ラストシーンもあれはあれで良かったんじゃないかな?うんうん。って感じです。 あえて批判覚悟で比較すれば、コンスタンティンのが100倍面白いとは思いますけどね。 コンスタンティンは、いきなり大きな事件が起こるんじゃなくて、一つの小さな事件が きっかけでデカイことに巻き込まれるって感じがいい感じだし、 堕天使とか悪魔みたいな人間とは比較にならないような強大な力を持った相手と 戦うときは、より強大な何かを利用したりと、そういう感じが好きです。 ちょっと古いマンガになりますけど、スレイヤーズでのリナ・インバースが、 デーモンと戦うときに、より強大な魔王の力を使役して戦うのにちょっと共通する ものを感じました。あれって小説がオリジナルなんすよね。昔読みましたけど。 魔王ってのは、あまりに強大すぎて、魔王を8分割した1欠片と戦うときすら、 奇跡がいろいろ重なってギリギリ勝ったって感じでしたからねぇ…。 結局魔王は完全に倒してなくて、8分割したうちの1片との戦いで、 異世界の魔王の力の断片を借りて倒したんですよね。 つか、それどころか、魔王の下僕の悪魔にすらボロ負けだったんですよね。 で、結局どうやって勝ったかといえば、偶然その悪魔がバカで、 魔王の更に上の存在である、"虚無"にケンカ売って、"虚無"に食われて 勝手に死んでいっただけなんです。 やっぱ、デーモンにはどうあがいても 人間は勝てないらしい。 昔から、OTQって言われる程マンガ読んでるけどさ(笑)、 大半のマンガに出てくるデーモンは圧倒的な力を持ってるね。 吸血鬼なんて、人間が100人束になっても勝てないってのが普通だし、 狼男が拳を振るっただけで幾重も重なった壁が消し飛んだりね。 |
[Review]コンスタンティン | |||||||||
今回のreviewは"コンスタンティン"です。 ちょっと前にやってた映画ですね。エクソシストの話です。
この映画の世界では、普通の人間以外に、ハーフブリードと呼ばれる者がいる。 ハーフブリードは、天国や地獄の使者で、その囁きで人を幸福にしたり不幸のどん底に突き落とす。 主人公コンスタンティンは、人間界の調和を乱したハーフブリードを地獄に送り返すこと。 人間界に現れることのできるのはハーフブリードのみなのだが、 コンスタンティンは、人間界に入り込んだ地獄の住人を見てしまう。 ドラゴンブレスという名の火炎放射や銀の弾丸でそれらと戦っていくことになる。 ある事件について見ていくと、ことある毎に、ハーフブリードに妨害され、 何故か人間界に入り込んだ悪魔に殺されかけたりと、まあいろいろあって、 その真相を追っていくうちに、人間界に今にも大きなdisasterが起きそうなことを知る。 それは、地獄の大悪魔サタンの息子が… …ってな感じでなかなか話が大きなスケールなんですが、 面白いところは、話のスケールが大きいわりに、コンスタンティンは肺ガンを患っていて、 そのことに苦悩しているんですよねぇ…。。 カメラワークやCGなんかもなかなかいい出来で、素晴らしいんですけど、 こういった話は設定を伝えるのが難しいようですな。地獄という世界や、 ハーフブリードって結局何者なの?とか本当に説明不足だと思います。 そこが本当に惜しい。と思いました。 でも……まあ、面白いですよ!お勧めっす。 |
フリーソフト(ゲーム)
[Review]風雲相討学園フラット | ||||||||||||||||||
今回のreviewは"風雲相討学園フラット" 実は、某2chのフリゲスレでその名を知り、 おっ!まさかバカゲーか?!と思って楽しみにしていたのですが、 見事に期待を裏切り、いわゆるギャルゲーでしたorz でもまぁ、そこそこ面白くもあったのでレビューします。
まずは、絵について。 キャラクター・背景共になかなか丁寧に描き込まれている。 キャラの描き方はアニメっぽい感じ。 背景は、恐らく3DCGですな。塗りがベタなんでアレですが。 何箇所か、写真を用いたものもあるんですが、 かなり加工してあり、色彩もかなりエグくいじってあり、 泥臭いサウンドノベルには合ってそうな感じでしたが、 これのノリとは合ってなくて、ちょっとないな。。と思いました。 次に、サウンド面。BGMは多い方ではなく、むしろ結構少ないと思いますが、 TPOに合った素晴らしい選曲だと思います。背景・シナリオに十分 溶け込んでいました。ただ、「ひぐらしのなく頃に」が効果音ひとつで 十分な程の恐怖を煽っていたりしたのを考えると、 もっと、読者の感動を大きく動かすような効果音の使い方もあったのではないか。 と思います。そういった、演出面も考慮に入れ、★4つといったところでしょうか。 システム面についても、問題無しです。 バックログ・CG観覧モード(ぶっちゃけあまりいらんのだけど)・メッセージスキップ・ たたみかけモードなどなど。なかなかいい感じでした。 ただ、たたみかけモードはメリハリを付ける意味でいい効果を発揮している一方で、 いくつかのシナリオを連続してやっていると、段々面倒くさくなってくる。 でも、その面倒くさい段階も超えると、ついには楽しみになってくる。 最後にストーリー面。 まず、キャラクターについてだが、いろいろと有り得ない。 まず、設定が有り得ない。名前が有り得ない。辻斬なんて苗字があってたまるか。 まあ、よく言えばキャラが立っている。有り得ない有り得ないとは言っても、 赤松健マンガよりは幾分かマシな設定ですけど。 個人的に、オタクちゃんと電波ちゃんはキャラに拒否反応を示した。 番長はいろいろ意味不明な奴ですが、昔のマンガにいそうなアツい漢(おとこ)。 主人公は、転校先の相討学園で6人の変人達とかかわっていくことになります。 真面目だがどこか抜けていてどこかオタクっぽい、笹原瑠 真剣を常時持ち歩く侍少女、辻斬とす 何故か鋼鉄の体を持ち、義理人情に厚い番長こと、嘉村嘉狩手 名前がネタとしか思えない、小学生様の暴力教師、犬飼よしこまちこ 正直ちょっと足りない子、宮本キンバリー いつも喧嘩腰の冷めた委員長、黒岩葵 理科室ガス爆発事件の真犯人、天真爛漫チャイナ娘の田ノ中蘭蘭 物語が進むにつれ、段々と各々の過去、バックグラウンドがわかってきます。 真剣を持ち歩くのにも女を感じさせない喋り方にも訳があり、 いくら優しく接しようとしても冷たく返すのにも訳があります。 自信にコンプレックスを持っているキャラが大半です。 読み進めていく内に、最初は変人としか思わなかったキャラに愛着がわくから不思議です。 あと、本編では触れられていませんが、番長も過去に何かありそうです。 この辺は、いずれ明らかにするそうです。 個人的に好きなキャラは、番長と黒岩葵です。 最初はキンバリー全否定派でしたが、フラグ立て間違って2度キンバリールート を進んでからは、そこそこ好きになりましたね。 …と、完全にギャルゲーだったので、最初は若干アレだったんですが、 たまにはこういうのもいいですね。 蛇足>> 僕の攻略順序:田ノ中蘭蘭→黒岩葵→犬飼よしこまちこ→辻斬とす→宮本キンバリー →笹原瑠(単体)→笹原瑠(黒岩関連)→笹原瑠(田ノ中関連) 攻略難易度 田ノ中蘭蘭:★☆☆☆☆ 田ノ中は最初から主人公にベタ惚れなので、余程ドジを踏まない限り問題無いです。 黒岩葵:★★★☆☆ 巷では難しい難しいと言われてますが、彼女の性格を考えればそれほどでも…物語が進めばわかると思うけど、弱さを隠すために意地を張ってるだけって感じだね。だから、拒絶に見えても内心そうじゃなかったり。まあ、その辺が難しいって言われてるのかな?あと、実はかなり純粋なので、その辺見抜いてやんないとね。 犬飼よしこまちこ:★★★☆☆ この人は本当難しかった。好感度80代は余裕なんだけど、そこから先のイベントが発生しないッ!でも、何がコンプレックスなのか。どういった人を求めているのかってのがわかれば、それを意識しつつ行動すれば、どこかで自然にフラグが立つはず。 辻斬とす:★★☆☆☆ つーか、辻斬ルート以外だと好感度が下がりっぱなんだよなぁ…発見が難しいのですが、ファミレスに寄らなければ2日目にフラグを立てられるようです。フラグ立ってからは結構楽。 宮本キンバリー:★☆☆☆☆ 難易度はあって無いようなもの。デートしても、普通に一緒に帰るだけでもフラグ立ちます。2日目に会えれば後はトントン拍子です。 笹原瑠:★☆☆☆☆ これも問題無いです。2日目に話しこんで、その後体育倉庫でたたみかければ終わりです。 番長と黒岩が好きなキャラだけど、読後感という意味では笹原vs黒岩エンドが好きかな。 |
[Review]True Remembrance | ||||||||||||||||||
今回のreviewは"True Remembrance"です。 ラが健気できゃゎぃいの〜ッ(o゜∇゜o) …こほん。 詳しく書くとネタバレになっちゃうので、簡単レビュー
まず、絵。絵はまあまあ。ちょっと表情に乏しいのと、ぶっちゃけそんな上手くない(^-^;) まあ、僕は嫌いじゃないですけどね。 次にBGMや効果音。イマイチなものもしばしば見られた。 もう少し緊張感を煽るようなBGMが良かった。あと、BGMの切れ方が不自然だったり。 BGM自体の評価というより、それがあかんかった。 システム面に関して言えば、バックログ(数行前のログを見る機能)が無いのが痛い。 うっかり読み飛ばしてしまうこともあるので。 あと、クリック時のレスポンスが若干遅い。まあ気にならない程度。 そして、肝心要のストーリーですが、、 素晴らしい。エクセレントです。 内容は、記憶を巡る話です。ジャンル的には何気に純愛系かも。微妙。 舞台はちょっとSFやファンタジーチックな感じで、 「世の中には悲しみが満ちていて、それを嘆き死んでいく人が絶えない」 そんな人をこの物語ではセツナ病患者と呼ぶ。 主人公はA級ライセンスをもった記憶封士と呼ばれる人間で、 セツナ病患者の持つ、消したい辛い過去(作中では『錆色の記憶』という)を消す(癒す) 能力を持っている。主人公の客としてラという少女が現れるところから、物語は始まる。 A級を越えるが、その能力どころか存在さえ疑わしいS級封士の存在、 物語が進むにつれて、明らかになっていく主人公の暗い過去。 そして、ラは一体何者なのか。 読んでいくうちに、少しずつ明らかになるのかと思いきや、 ハッと、急に記憶が蘇るのと同じように、謎が一気に明らかになっていく後半部分。 これ、一度読み終わってから、最初から読み直すと、初っ端から伏線が…。 ラストへ繋げるための伏線があちこちに張り巡らされてるんですよ。 しかも、初めて読むときには全く不自然さを感じないような上手い仕込み方ですよ。 ぶっちゃけ、第7話 A cat got wet through in rain.は、 最初の2,3分で先が読めてしまったのですが、その先に気づいたときの感動は すごかったです。ああ、そういうことだったのか。。って感じです。 終わり方もハッピーエンドなので、かなり読後感が良かった。 絵やBGM、システム面に改善の余地が多く残されていて、演出面でのパンチも弱いが、 それを補って余るだけのストーリーがある。これは万人にお勧めしたい。 恐らくは、読後に心に何か訴える何かが残るはずである。 [ネタバレメモ] [名前の由来のメモ。 黒目:記憶処理に使うのが目だから。 キョウ:記憶処理に使うのが香(キョウ)だから。 リップス:記憶処理に使うのが唇だから。 右手:恐らくは記憶処理に使うのが右手だから。 アナライ:恐らくは記憶処理を分析(アナライズ)によって行うから。 ラ:歌によって記憶処理を行うから。] |
[Review]ひぐらしのなく頃に | ||||||||||||||||||
今回のreviewは、今ネットで面白いと評判の"ひぐらしのなく頃に"です。 極力ネタバレを省いた簡単レビュー
ネットでは、以前から噂になっていた。 「ひぐらしのなく頃に」 実際にやってみたのはつい最近のこと。 ……。 ………。 …こいつはモンスターだ! 実際、すごいんです。謎が謎を呼び、見たい、けど見たくない!とか、 信じられない!でも信じたい。とか、そういう二律背反な心理に訴えかけてくるんです。 「怖いけど先が気になる」って感じです。 そして、何が凄いって、全て読み終わった後に残るのは謎だらけで、 自然と、「誰が一体犯人なんだ?!」「一体何が起こったんだ?!」と推理を始めて しまうことですね。僕も例外ではありません。実際、ネットには ひぐらしの考察に関するサイトが多数あります。 文章力自体はそこまで凄いとは思わないので、恐らく、構成が滅茶巧いんです。 前半の無駄にテンションの高い日常から、畳掛けるような後半の展開。 物語が進むにつれて、多くのことを知るが、それにも係らずより一層深まる謎。 そして、それに伴い強まっていく恐怖。 言うことなしです。恐らく、向こう2,3年はこれを越える作品とは出会えないと思います。 さて、ストーリー以外の評価ですが、 BGMの使いどころが結構巧いです。いい感じに恐怖を煽ってくれます。 読者が感じる恐怖心と文章とBGMがかなり高いレベルでシンクロします。 システム面に関しては、キーボード操作も可で、バックログも見れる、 また、主人公の視点では知りえない情報を補完してくれるTIPSも高評価です。 そうそう、ひぐらしは第1話から第8話まであるそうなんですが、 全てが平行世界での出来事で、各々の世界での登場人物の行動と物語の展開を見て、 推理をするという変わったゲームなんですよ。で、まだ6話までしか発表されていない。。 尚、5〜8話は解答編だそうです。 あと、絵に関して…はノーコメントです。 いろいろな意見がございますが、個人的には素晴らしい作品だと思います。 どうぞ、惨劇にお挑み下さいませ。 |